フォトメーターによる混合度測定の原理


フォトメーターの原理

白い粉と黒い粉を例にとって説明します。


白い粉に光があたると、その反射光量は大きくなり、
黒い粉に光があたると、その反射光量は小さくなります。
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黒                                     白
0.0            0 〜 5 の間の値          5.0

黒と白の反射光量を0.0と5.0に合わせた場合、黒と白の間の明るさは0〜5の間の値で表されます。


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      (A)混合機の横に穴を開けて     (B)混合機の上に穴を開けて
         センサーを挿入する          センサーを挿入する

今、上図の様に、混合機の横(A図)または上(B図)から、粉の反射光量を測定するセンサーを挿入しますと、粉の混合状態が観察できます。


(1)未混合時: 図の様に黒い粉と白い粉を1/2ずつ混合機に充填したとします。
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(2)センサーに白い粉のグループが当たると、反射光量の測定値は大きくなります。
(3)センサーに黒い色のグループが当たると、反射光量の測定値は小さくなります。


(4)混合が進み、センサーに白い粉のグループや黒い粉のグループが繰り返し当たっていきますと、反射光量の変動幅が小さくなってきます。

(5)混合が最終段階になり、均一になってくると、反射光量の変動が無くなります。
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(6)以上のような、混合時の反射光量の変化をグラフにすると図の様になります。
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反射光量の測定値が変動がなくなり、ある値に収束していきますと混合完了です。


(7)オフラインで測定する場合は、(混合時間の違う)混合物のサンプリング試料をビーカー等に入れ、ビーカー内の試料の反射光量を10〜20カ所位測定し、その測定値が均一であれば混合は完了しています、測定値にバラツキがあれば混合は未だ十分では無いと言えます。

(8)同色原料の混合度の測定は弊社のフォトメーター(PM-3)を使って反射光量を測定する事によって可能になります。


混合度計算式の説明

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