フォトメーターの操作例

多成分原料混合時の フォトメーターの フルスケール設定
下記操作の動画説明(約2分40秒)はこちら( 高速用 中速用 低速用 )です。

(画像をクリックすると大きくなります)

多成分原料のフルスケール設定
5種類の同色原料のフルスケール設定をします。

(フォトメーターのツマミを初期位置に設定しておきます。)

原料の反射光量の(大小を比べ)最大最小を調べる
フォトメーターのツマミ初期位置のまま比べると、5.00以上に振り切れましたので、

ATT ツマミを1/5(左へ廻す)に落として
5つの原料の反射光量の大小を比べます。

右端の原料の反射光量は3.65でした。

右から2番目の原料の反射光量は3.92でした。
右から3番目の原料の反射光量は2.97でした。
右から4番目の原料の反射光量は3.65でした。
左端の原料の反射光量は3.77でした。

(反射光量の順に並べ換えていきました。)

左端:反射光量が最大の原料
右端:反射光量が最小の原料

に並べ換えました。



(反射光量の順に置かれているかを)
念のために確認しておきます。

右端の原料の反射光量は3.18でした。
同様に
右から2番目の原料の反射光量は3.74でした。
右から3番目の原料の反射光量は3.67でした。
右から4番目の原料の反射光量は3.74でした。
左端の原料の反射光量は4.03でした。

反射光量が最大の原料 (左端)反射光量が最小の原料 (右端) が決まりましたので、

フォトメーターフルスケール設定

反射光量が最小の原料でゼロ調整
反射光量が最大の原料でゲイン調整
をします。

ゼロ調整の前に、先程1/5に落とした ATT ツマミを元の位置(1/5 => 1) に戻しておきます。
ゼロ調整
反射光量が最小の原料(右端)ゼロ調整をします。

フォトメーターのプローブ先端を右端の原料に当てます。
ゼロ微調ツマミを右に廻して、LED表示器の値が0.00になるように調整します。

(注:0.00丁度にしないで少し大きい目に合せて下さい。特に高感度で測定する場合は原料の反射光量は各部で均一ではありません。今プローブが当たっている箇所よりも反射光量が小さい箇所があるかも知れませんので、0.50付近を目安に合せます。)

ゲイン調整
反射光量が最大の原料(左端)ゲイン調整をします。

フォトメーターのプローブ先端を左端の原料に当てます。
ゲイン調整ツマミを廻して、
LED表示器の値が4.50付近になるように調整します。

(注:5.00丁度にしないで少し小さい目に合せて下さい。特に高感度で測定する場合は原料の反射光量は各部で均一ではありません。今プローブが当たっている箇所よりも反射光量が大きい箇所があるかも知れませんので、4.50付近を目安に合せます。)

(この原料の場合は偶然、ゲイン調整ツマミが初期位置(10.0:ゲイン最大)の時に丁度良い増幅度だった様子で、調整する必要がありませんでした。 また、ゲイン2SWをONにする必要もありませんでした。)

フルスケール設定完了の確認
(測定値確認の前に) 測定値を記憶出来る ピークホールド 機能を使ってみます。

PEAKスイッチを右側 (PEAK側) に倒してください。

上記フルスケール設定において

右端の原料の (在る箇所の) 反射光量は0.38でした。

ピークホールドされた測定値をクリアする場合は

PEAKスイッチの下の RESETスイッチを押してください。


上記フルスケール設定において

右から2番目の原料の (在る箇所の) 反射光量は2.82でした。

右から3番目の原料の (在る箇所の) 反射光量は3.35でした。

右から4番目の原料の (在る箇所の) 反射光量は3.42でした。

左端の原料の (在る箇所の) 反射光量は4.60でした。

これらの5つの原料を混合すると
 

 

反射光量が0.38から4.60の範囲内で変動し、混合時間と共にある値に収束していきます

(収束値は混合比率により異なります。)